2016-12-27 烏瓜届けずじまひ師走かな 24日、渡り鳥のヒドリガモが水辺に群れていた。師走の冬の風物詩。 岸辺から餌を撒(ま)く男がいて、その餌を求めてヒドリガモは集まって来ていた。 「手賀沼の鴨を賜る寒さかな」 「烏瓜届けずじまひ師走かな」 「叟(そう)一人巴里に食ふ鴨寒からむ」 芥川龍之介の俳句で、大正九年(1920年)の句です。 「烏瓜届けずじまひ師走かな」の前書きは、「歳末青蓋翁へ御歳暮一句」で、青蓋翁とは?