さらさらと衣(きぬ)を鳴らして梅見哉

 曇り、最高気温11℃、最低気温2℃。風もなく穏やかで冷え込む。
 白梅が満開になっていた。枝に付いた花を観察する。ほんのりと梅の上品な良い匂いがして来た。


 「さらさらと衣(きぬ)を鳴らして梅見哉
 「梅の寺麓(ふもと)の人語聞ゆなり
 「梅遠近そぞろあるきす昨日今日
 「月升(のぼ)つて再び梅に徘徊す


 夏目漱石の俳句で、明治三十二年(1899年)の句です。

 みすず書房の「みすず」2017年1・2月合併号は二〇一六年読書アンケートを掲載している。
 連載「賛々語々」(小沢信男)は、夏目漱石宮武外骨の二人を論じていた。

 写真家の大島洋氏が五冊挙げていた一冊に四方田犬彦『署名はカリガリ』があった。
 今、ちょうど読書中なので驚きました。

署名はカリガリ: 大正時代の映画と前衛主義

署名はカリガリ: 大正時代の映画と前衛主義