2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「日本の映画監督」

『男の隠れ家』4月号は、「日本の映画監督」特集。 戦前黄金期を創った草創期の名監督たち 牧野省三、衣笠貞之助、内田吐夢、伊藤大輔、清水宏、マキノ雅広、山中貞雄 日本映画三人の巨匠 溝口健二、成瀬巳喜男、黒澤明 戦後昭和を彩った七人の名監督 木下…

コサギと『どん底』

川の岸辺で、コサギに遭遇する。 コサギは、人の気配に気づくと、ふわりと飛び立った。 その飛行する姿は優美だ。くちばしが黒い色で、指が黄色に見える。 サギ科の鳥。全長六〇センチ。全身白色で、くちばしと脚が黒く、指は黄色い。日本では留鳥で、水田・…

星座の王者

最高気温13℃、快晴で暖かい。公園の梅が咲いていた。、 白梅からは、上品ないい匂いがする。梅の木はまだまだ咲き始めである。 桜のようにぱっと咲きぱっと散るのではなく、早く咲く梅もあれば、遅く咲く梅もある。 蕪村の句に、「二(ふた)もとの梅に遅…

映画『蜘蛛巣城』

「生誕100年 黒澤明監督特集」から、『蜘蛛巣城』(1957年、東宝、109分、白黒)を映像文化ライブラリーで観る。観客が多い。撮影は中井朝一。 プログラムに、 シェイクスピアの『マクベス』を、日本の戦国時代に舞台を移して翻案。城主を殺してそ…

『メイスン&ディクスン』を読む2

立春が過ぎて、十日ほどだが、夜明け前からみぞれになる。午前九時ごろより晴れた。 冬の北の夜空を見あげると、おおぐま座(北斗七星)が東に尾を伸ばしている。一年の間でも、もっとも見ごろなのです。 おおぐま座をめぐる星談議が、トマス・ピンチョンの…

書店閉店と『みすず』読書アンケート

先月の下旬に寄った金正堂に今日寄ったところ閉店を告げる張り紙が・・・。 シャッターが閉まっていて、一月三十一日に店売りを終わりました、という張り紙。 古くから通っていた老舗書店の閉店は残念だ。街のシンボル的な書店のひとつだった。 PR誌もよく頂…

『メイスン&ディクスン』を読む

トマス・ピンチョンの『メイスン&ディクスン』を読んでいる。 アメリカ大陸を測量しながら旅をするメイスンとディクスンだが、「第二部 亜米利加(承前)」の67に、モホーク族が登場する場面、それはアメリカの内陸にある大きな公道で境界線ということに…

水鳥と涙腺

水鳥が川に眺められた。ヒドリガモの大きな群れだ。春に北方の繁殖地へ戻る渡り鳥である。 カモ科の鳥。全長四八センチくらい。雄は頭部が赤茶色で額が黄白色、胸がぶどう色、背と側面が灰色。雌は全体に褐色。ユーラシア北部で繁殖。日本では冬鳥で、港湾・…

『七人の侍』と花田植え

昨年が生誕百年だったという関連から、1月から3月にかけて、「生誕100年 黒澤明監督特集」が開催されている。 5日、『七人の侍』(1954年、東宝、206分、白黒)を観る。撮影は中井朝一。 途中、休憩が10分あり後半へ。 プログラムに、 日本映…

深夜便で「私の思い出の名画」を聴く

昨夜からNHKラジオ深夜便の「ミッドナイトトーク」を聴いている。「私の思い出の名画」をゲストが語る。 第一夜は、遠藤ふき子さんの担当日で、番組の途中から聴いた。ゲストのねじめ正一さんが、成瀬巳喜男監督の『浮雲』を語っているところからだった。熱…