2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

カツベン!

先日、夏休み活弁シアター2019で、1933年(昭和8年)松竹キネマ(蒲田撮影所)の作品で、五所平之助監督の映画「伊豆の踊子」を活動弁士・佐々木亜希子さんの活弁で観た。 無声映画鑑賞会の発行する季刊夏「活狂」(カツキチ) No177。 周防正行…

五所平之助監督の映画「伊豆の踊子」

夏休み活弁シアター2019 昭和のはじめ頃の映画には音がありませんでした。 日本では、話芸の伝統を受け継ぎ、巧みな語り口で映画を説明する「活弁」が発達し、活動弁士は映画館のスターとして人気を集めました。 弁士の語りによって、映画は新たな輝きを…

8月新刊案内

岩波書店8月新刊案内のパンフレットを書店で頂いた。 これを読むと、来月(8月)、「岩波新書クラシックス限定復刊」として、一九五一年に刊行された林三郎著『太平洋戦争陸戦概史』という新書が復刊されるようです。 イタリア書房の本で、田之倉稔著『林…

諏訪優の『芥川龍之介の俳句を歩く』

最高気温31℃。曇り。まだ梅雨明け宣言が出ていない。 公園の池に睡蓮の葉が広がっている。葉の上に蛙(カエル)を発見。蛙に、まだ尾の一部が見られた。 七月二十四日といえば、河童忌である。 「たましひのたとへば秋のほたるかな」 昭和二年の飯田蛇笏の…

「ユリイカ」から

編集グループSUREの新刊で、津野海太郎著『本はどのように変わっていくのか』が、本というものをめぐって討議したものでしたが、「ユリイカ」6月臨時増刊号が、「書店の未来 本を愛するすべての人に」という特集号だった。 「誰のための書店」(柴野京子)…

本はどのように変わっていくのか

編集グループSUREの本の新刊で、津野海太郎著『本はどのように変わっていくのか』を読みました。津野さんの『最後の読書』という本が面白かったので、この本にも注目していたのです。 《本が売れなくなった、と言われはじめて、ずいぶん経っています。少なく…

映画「無限のガーデン」

EUFILMDAYS、「フィルムデーズ2019」 映画で旅するヨーロッパ 欧州連合(EU)加盟国各国の作品を一堂に上映する映画祭で、ブルガリア映画、ガリン・ストエフ監督の「無限のガーデン」(2017年、ブルガリア、90分、カラー、ブルガリア語、日本語・英…

映画「野生のルーマニア」

EUFILMDAYS、「フィルムデーズ2019」 映画で旅するヨーロッパ 欧州連合(EU)各国の作品を一堂に上映する映画祭で、トマス・バルトン=ハンフレイス監督のドキュメンタリー映画「野生のルーマニア」 (ルーマニア、英国、90分、カラー、ルーマニア語、…

映画「バルト・キングダム」

EUFILMDAYS、「フィルムデーズ2019」 映画で旅するヨーロッパ 欧州連合(EU)各国の作品を一堂に上映する映画祭の一本、アイガルス・グラウバ監督の「バルト・キングダム」(2018年、ラトビア、110分、カラー、英語、日本語字幕)を鑑賞。 13世…

映画「エッシャー 無限の旅」

EU FILMDAYS、「フィルムデーズ2019」 映画で旅するヨーロッパ 欧州連合(EU)各国の作品を一堂に上映する映画祭の一本、ロビン・ルッツ監督の映画「エッシャー 無限の旅」(2018年、オランダ、80分)を鑑賞。 2018年に生誕120周年を迎え、…

テレビ前夜

ツバキ科の常緑高木の椿(ツバキ)の実が膨らんできている。 実は球形でつやつやしている。葉も艶(つや)がある。実も葉も硬い。 「ちくま」と「図書」の7月号を手にとってみた。 「ちくま」の連載「絶滅危惧個人商店」(井上理津子)を読む。大田区梅屋敷…