映画館館主と支配人の話

通販生活2005年夏号に、『名画座時代』という連載があって、第12回に広島サロンシネマが取り上げられていた。筆者は阿奈井文彦広島市内に3年間暮したことがあるということで、よんどころなく日々を過ごしていたころ、サロンシネマの前身の鷹の橋名劇に通っていたそうだ。館主の蔵本順子さん、支配人の住岡正明さんへお聞きした話を阿奈井さんが書いているのがオモシロイ。宮沢りえ主演の『父と暮せば』を姉妹館のシネツイン1で観たが、その映画のことを振り返って蔵本さんが、

 「宮沢りえさんの広島弁のセリフが、とてもキレイでよかった。お客さまも、改めて広島弁って、こんなにかわいかったんだ、と喜んで。それまではヤクザ映画のイメージが強かったものですから。宮沢りえさんが二度も舞台挨拶に来てくださって」

 なるほどね。
 前にも書いたけど、サロンシネマ1の座席は大きい。
 日本一のイスと書かれている。サイズは、左右75センチ。前席との間隔が1メートル10センチ。その上、大きなテーブルが座席の前についている。