終日、しぐれ模様。夕方に雨あがる。
蕪村の句に、「浦千鳥草も木もなき雨夜かな」。
6日のラジオ深夜便の「ないとガイド」は、宇田川清江さんの担当日。
「待ち合わせは映画館で」というタイトルで映画評論家の青柳秀侑氏の出演で放送された。
今月の公開される映画が紹介される。
紹介された映画ではアンジェイ・ワイダ監督の映画『カティンの森』を観てほしいと話されていた。
12月5日から公開されている。まだ上映館は少ないようです。
田中克彦著『ノモンハン戦争 モンゴルと満洲国』(岩波新書)によると、モンゴルでもこのような事件が起こっていた。
9月の「ロシア・ソビエト映画特集」の一本に、アレクサンドル・ドヴジェンコ監督の『航空都市』(1935年)があった。
スターリンの肝いりの映画で、特撮によって大型の爆撃機の大編隊飛行がスクリーンに映し出される。観客を圧倒的な航空機の数で威圧するような映像で驚かせようという意図が見栄見栄のシーンである。
特撮のために多数の模型の爆撃機を天井から吊っている線が見えるという、細部に粗(あら)の見える特撮映像だ。だが、特撮好きには堪らない映像だろう。
この『航空都市』という映画を観ているとソビエトの国境防衛のプロパガンダ映画でしたので、ついモンゴルの事件と重ね合わせて観ていました。
参照:「ノモンハン 70年後の教訓」http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/091009/acd0910091745005-n1.htm

- 作者: 田中克彦
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