「新・話の泉」を聴く

 夜、NHKラジオの番組で「新・話の泉」を聴く。
 毎月第一、第二火曜日に放送される。
 今夜の出演は、山藤章二嵐山光三郎毒蝮三太夫ミッキー・カーチス、録音での出演が立川談志松尾貴史の各氏で司会は渡邊あゆみアナウンサーだった。
 冒頭、立川談志さんからの元気な声でのメッセージがあって始まる。安心して待っていてください。
 花開き鳥歌う三月、ついついお出かけしたくなる季節ですよね。
 まだ一度も行ったことがない。一度は行ってみたい場所を教えていただきましょう。
 司会の渡邊あゆみアナウンサーが質問する。回答者の返答。
 
 竜宮城のような老人ホーム。(山藤)どっか行かにゃきゃいけないの? 自分のうちが一番好きでね。月日のたつのは夢のうちでしょう?
 スイス、マッターホルンの頂上。(嵐山)行けば万歳だよ。
 青森のキリストの墓のある村。(ミッキー・カーチス)不思議なもの知りたがり屋なんだよ。
 恐山。(毒蝮)
 オーロラが見たい。(談志)

 「世の中審議会」は「人生相談を考える」で、人生相談と身の上相談をめぐる談議が繰り広げられる。
 結局、出演者から「人生相談」とは身近にいる人からの意見が一番自分のことを見ているね、と述べられる。
 大正時代の大新聞での人生相談を渡邊アナウンサーが読んで、当時の人の回答を出演者が考える。

 つぎは、「使うのがはばかられるカタカナ語」で、世相を映し出すカタカナ語、恥ずかしくて今は使えないカタカナ語を挙げてみましょう。
 ファジー、マルチタレント。イカレポンチ、サンマタイム、アベック、トランジスタグラマー、ドライ、ウェット、ゲルピン、サッカリン、ズルチン、ハッスル、ラリル、ファニーフェイス・・・。
 そして、1月の立川談志の「落語検定」の問題の解答があり、二年全問正解者への表彰があった。今夜は、「おまけの問題」というのがあり、(談志さん自身が)誇りに思っている落語三つを考えておいて下さい、という問題が出された。
 そして、家元のジョークが二つ話されて番組は終わった。ビール一本のジョークなど。