今夜のNHKラジオ深夜便は、柴田祐規子アナウンサーの担当日の「人生わたし流」で、「わたしが大好きな本たち」と題して、作家の川上弘美氏の出演だった。
本に関するあれやこれやを語る川上弘美さんと柴田アナウンサーとの談話を聴いた。
川上 寝るところにはだいたい小説類が積んであるんですね。
それから、仕事をする机のまわりには新書が多いですね。
それから、お手洗いには紀行文が置いてあって・・・。
食卓まわりには新聞と雑誌と小説も置いてあるんですけれどもね。
その場で読みたい本がそれぞれに分散して置いてありました。
柴田 手に取れるところに常に本がこうあると・・・。
川上 はい。
柴田 それいつぐらい? ずっとですか?
川上 ずっとですね。でも片付かないこと、この上ないですね。(ふっふっふ、と笑い)
柴田 ジャンルは多岐に渡ってらっしゃるんですか。
川上 やっぱり小説が多いんですけど、案外小説じゃないものも多いですね。ですからその、俳句、短歌、詩歌ですね。これも多いですし、あとは、紀行文が好きなんですね。自分が旅に出ないもんですから、旅の文章、でもなんでも読みますよ。食いしん坊が何でも食べちゃうみたいなのと同じですね。
人が死ぬ本は嫌いで、ミステリーは読めないんですよ。
新聞の書評の本の選び方が語られる。
(本を選ぶときの選び方を柴田さんに聞かれて)、本は見ると解りますね。野生の感で本屋さんで見て解りますね。
ほとんど外れはないですね。でたらめに歩いていて出会った本を選べばいいんですよね。