『貧乏暇あり 札幌古本屋日記』

 新刊の須賀章雅著『貧乏暇あり 札幌古本屋日記』が出た。
 2005年の5月頃から「退屈男と本と街」で知り読んでいたブログ「須雅屋の古本暗黒世界」が本になったのだ。札幌のネット古書店「古書須雅屋」の店主須賀章雅さんの日常を綴ったブログの日記から抜粋したものを編集している。
 
 最初は札幌の北大のキャンパスから少し離れたところに店を構えていたのだが、好条件の店舗に移るが家賃の値上がりで、自宅マンションを売り払って、賃貸住宅で目録販売、インターネットでの販売専業のネット古書店をされている。

 今回読んでみて、賃貸住宅の部屋の間取り図があり、これによってブログで読んでいたベランダを通って本を取りに行くという文の意味がやっと分かった。
 この部屋へはドアからは入れなくて、ベランダから迂回してたどり着けるようだ。
 平積みの本の山が部屋の入口に山積みになっているらしい。
 今の古書業界の事情と古本に興味のある人にお薦めの本である。
 
 参照:http://d.hatena.ne.jp/nekomatagi/

貧乏暇あり―札幌古本屋日記

貧乏暇あり―札幌古本屋日記