田坂具隆監督の映画『月よりの使者』

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2018年10月28日の「活弁シアター」は、活動弁士澤登翠さんを迎えて1934(昭和9)年の無声映画『月よりの使者』が映像文化ライブラリーで上映された。上映前に学芸員の解説と澤登翠さんと演奏者の紹介などがあった。

 「活弁シアター」のパンフレットより一部引用。

協力/国立映画アーカイブ

気高く美しい看護師と、病魔に立ち向かう青年の究極のメロドラマ。
弁士の第一人者、澤登翠と楽団カラード・モノトーンによる豪華舞台に乞うご期待!

月よりの使者
1934(昭和9)年 入江たか子プロダクション 147分 白黒 無声 35ミリ

監督/田坂具隆 出演/入江たか子、高田稔、水原玲子、菅井一郎
広島県出身の田坂具隆監督がメガホンをとり、当時人気絶頂の入江たか子と高田稔が共演した大ヒット作。信州の高原にある療養所を舞台に、入江たか子扮する美貌の看護師・野々口道子をめぐる恋模様を描くメロドラマ。1949年に花柳小菊の主演で、1954年には山本富士子の主演でリメークされている。(国立映画アーカイブ所蔵作品)

演奏はカラード・モノトーン・ミニユニット(作・編曲、ギター:湯浅ジョウイチ、フルート・鈴木真紀子)の二人が担当した。

久米正雄の小説『月よりの使者』を映画化した作品で、監督は田坂具隆(ともたか)。

信州の高原にある療養所を舞台にしたメロドラマである。ラストは波が打ち寄せる海岸の情景で終る。脇役に浦辺粂子