日曜日の新聞で、読売新聞の「本よみうり堂」の書評欄から「ポケットに1冊」で紹介された菊池寛の文春文庫オリジナル本に注目した。タイトルは『マスク』。スペイン風邪をめぐる小説集。「私も、新型ウィルスは怖い。」
「著者来店」コーナーに待田晋哉記者による『コラムニストになりたかった』の著者・中野翠さんへのインタビュー記事が掲載されていた。「仕事を通し人と会う」
《85年から続く「サンデー毎日」の連載コラムをはじめ息の長い仕事が多い。「私は世間知らずで、ある意味優等生タイプだった。仕事を通じて人と会い、それが崩されてきた気がする。一方で、橋本治さんや坪内祐三さんら、同じ雑誌のコラムの分野で活躍する書き手の死が続き寂しく感じる機会も増えた。》