街路樹にドングリ(団栗)が実っている。
粗樫(アラカシ)で、まだ若いドングリである。幹の周囲に一部の実が落ちていた。
ブナ科の常緑高木。本州中部以南の山地に自生。樹皮は緑がかった灰色。葉は堅く、楕円形で先半分の縁にぎざぎざがある。春、尾状の雄花と上向きの雌花とをつける。実はどんぐり。材は家具や木炭にする。くまかし。 『大辞泉』
対話集を読む。『五木寛之対話集 正統的異端』である。
対話者
井伏鱒二
中井英夫
武田泰淳
深沢七郎
稲垣足穂
塚本邦雄
寺山修司
武満徹
埴谷雄高
埴谷雄高と五木寛之の対話が興味を引く。澁澤龍彦の翻訳したマルキ・ド・サドの『悪徳の栄え』が1960年に、猥褻文書として摘発された。埴谷雄高は「サド裁判」の特別弁護人を務めていた当時の話を語っている。貴重な証言ですね。二人が語るロシア文学の話もめっぽう面白い。