2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

日食と月食

昨夜のNHKラジオ深夜便の「ないとガイド」は、「星空見上げて」で、ゲストが縣秀彦氏。 徳田章アナウンサーの担当日である。 6月2日にある部分日食の話題から談話が始まった。 日本では、東北・北海道の日の出直後の低空で見られるそうだ。 今年は、月食の…

豚を三匹とクロイトトンボ

昨夜、NHKラジオ深夜便の「人生わたし流」が、柴田祐規子アナウンサーの担当日で、ゲストは「身体のいうことを聞いてみた」と題して、内澤旬子さんが出演していた。 興味深く、二人の談話を聴いた。近況で、豚を三匹飼って育てて食べたという話が印象深かっ…

イトトンボと歌を売る

五月の中旬の乾いた風の吹く日だった。 夕方、公園の池に立ち寄る。池から十五メートルくらい離れた花壇を背にして、立ってギターを弾いている若い男がいた。 その歌を聴きながら水面を眺める。睡蓮の花がひっそりと咲いていた。 今年初めて見た。 水面のあ…

シモーヌ叔母さんと姪(めい)

21日は、二十四節気のひとつ小満である。 草木がしげって天地に満ちるという意味があるようだ。 朝、NHKラジオの「ラジオ文芸館」の放送があり、黒崎めぐみアナウンサーの朗読で、 川上弘美の「春立つ」を聴く。耳で聞く小説。 シルヴィ・ヴェイユ著『アン…

児玉清さんと『悪い奴ほどよく眠る』

俳優の児玉清さん死去をテレビニュースで知る。 デビューした当時の映画で黒澤明監督の映画『悪い奴ほどよく眠る』に、新聞記者役で出演していると、この映画でのシーンを映していた。ああ、あの冒頭のシーンの記者の一人に児玉清さんが出演していたんだなぁ…

「日曜美術館」で「夢の国芳 傑作10選」

朝、NHK教育テレビの「日曜美術館」で「夢の国芳 傑作10選」を観た。ゲストが篠田正浩さん。 三枚つづきの絵の大胆な構図、マンガを読んでいるような一瞬一瞬の動きのある絵。 影絵で、表と裏に描かれた絵の違いに驚く楽しさがある。 あるいは団扇(うちわ…

F・O・マシーセンのこと

新緑の季節で風が爽やかに吹く。連日の雨が上がって、乾いた風が気持ちよい。 もみじの赤い葉が鮮やかだ。夏を迎える頃には、もみじは黄緑色へと変っていく。 カエデ科カエデ属の落葉高木の総称。葉は多くは手のひら状に裂けていて、秋に紅葉または黄葉(こ…

測量とアメリカ

「サトチョンの翻訳日記」の「ピンチョン通信」によると、〈トマス・ピンチョン全小説〉次回配本『競売ナンバー49の叫び』の刊行が、震災によるインクと紙の不足で当初の計画から一ヶ月延びて7月になるそうだ。 参照:「ピンチョン通信」http://sgtsugar.se…

『ゴダールのマリア』

6日は、二十四節気のひとつ立夏です。暦(こよみ)のうえで、夏がはじまる日。 この季節は、ツツジが美しい花で楽しませてくれる。 五月は、昨年の四月に亡くなった北林谷栄さんの「北林谷栄特集」と「ジャン=リュック・ゴダール監督特集」の二つの特集が…

『子規、最後の八年』

来月(6月)の新刊で、坪内祐三著『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り 漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代』が新潮文庫で文庫化されるようだ。 それはさて置き、慶応三年生まれの旋毛曲りの一人、正岡子規をめぐる本を手に取った。 新刊で、…

八十八夜

1日、夕方のまだ明るい頃に、黄砂におおわれて視界2〜3キロメートル位で、遠くの山が霞んでいた。 馴染みの園芸店で野菜の苗を購入。大葉、伏見甘長トウガラシ。 (先日、ゴーヤ・空心菜・万願寺トウガラシなど) 2日、雑節の八十八夜である。立春から数…