2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

山崎徳次郎監督の映画『霧笛が俺を呼んでいる』

「日活映画特集」から1月上映の最終回の一本。 山崎徳次郎監督の映画『霧笛が俺を呼んでいる』(1960年、日活、79分、カラー)を観る。 出演は赤木圭一郎、葉山良二、芦川いづみ、吉永小百合、二本柳寛、西村晃。 脚本は熊井啓、美術を木村威夫、音楽…

舛田利雄監督の映画『錆びたナイフ』

今月は、「五人の斥候兵」「鴛鴦歌合戦」などのクラシックから、太陽族映画の流行を促した「太陽の季節」や「狂った果実」、石原裕次郎ブームのきっかけとなった「俺は待ってるぜ」、早世した赤木圭一郎の代表作「霧笛が俺を呼んでいる」などを上映します。…

川島雄三監督の映画『幕末太陽傳』

「日活映画特集」が1月と2月にわたって上映されている。 24日、川島雄三監督の映画『幕末太陽傳』(1957年、日活、110分、白黒)デジタル修復版を観た。 出演は、フランキー堺、左幸子、南田洋子、石原裕次郎、芦川いづみ、植村謙二郎、金子信雄…

蔵原惟繕監督の映画『俺は待ってるぜ』

1月から2月の2ヵ月にわたり「日活映画特集」が開催されている。 1912年に誕生した日本活動写真株式会社(日活)は2012年に創業100周年を迎えた。 蔵原惟繕(これよし)監督の映画『俺は待ってるぜ』(1957年、日活、90分、白黒)を鑑賞…

大寒

20日は、二十四節気のひとつ大寒であった。 一年じゅうで一番寒さが厳しい時期である。 曇り、最低気温0℃、最高気温7℃。 「こどものとも年少版」1月号は「プーコン」である。 絵と文が井上洋介。 新刊で松本育子編『井上洋介図鑑』を手にとって見た。 …

水鳥や菜屑につれて二間ほど

晴れた。最低気温3℃、最高気温10℃。 川の岸辺に多くの水鳥がいた。渡り鳥のヒドリガモの群れだった。 岸辺の石垣の海藻をついばんでいるようだ。 「水鳥や菜屑につれて二間ほど」 正岡子規の明治二十九年の俳句です。

マキノ正博監督の映画『鴛鴦歌合戦』

1912(大正元)年に、エム・パテー、吉沢商会、横田商会、福宝堂の4社が合併して、日本活動写真株式会社(日活)が誕生しました。日本映画の歩みと重なる長い歴史を持つ日活は、2012(平成24)年に創業100周年を迎えました。それを記念して、…

森本哲郎さんのこと

夜7時ごろ、晴れた東の空に満月に近い月がかがやき、月の左上に木星が並んでいた。 木星がとても明るい。月と木星が夜空にひときわ目立っている。 冬の大気が、木星を観望するのにちょうどいい時期だ。 最低気温0℃、最高気温10℃。 11日、新聞に森本哲…

『なまくら刀』と『茶目子の一日』のこと

先月(12月)の「蘇ったフィルムたち〜東京国立近代美術館フィルムセンター復元作品特集」の「短編集1」(11作品、77分)で、日本で最初の漫画映画を観ました。 作画・寺内純一『なまくら刀(塙凹内名刀之巻)』(1917年、小林商会、2分、染色、…

『紅葉狩』デジタル復元版と『銀輪』のこと

先月(12月)、「蘇ったフィルムたち〜東京国立近代美術館フィルムセンター復元作品特集」で、5日に「短編集1」(11作品、77分)の後、20日に「短編集2」(11作品、90分)が上映される。 短編集2では、国の重要文化財に指定された「紅葉狩」…

「レコードトーキー」映画を観る

先月(12月)、「蘇ったフィルムたち〜東京国立近代美術館フィルムセンター復元作品特集」があった。 5日に「短編集1」(11作品、77分)が上映された。 『東京行進曲』(1929年、服部小型映画研究所、3分、白黒) 『黒ニャゴ』デジタル復元版(…

正月のラジオを聴く

快晴で、最高気温10℃、最低気温4℃。 朝、NHKラジオで、「著者に聞きたい本のツボ」という番組を聴く。 今週の著者に聞きたい本のツボは、新刊で『私の暮らしかた』の著者・大貫妙子さんの出演だった。 古谷敏郎アナウンサーによるインタヴューである。 こ…

アナーキーなナンセンス詩人

晴天で、空気が乾燥している。日差しは強い。最高気温12℃、最低気温4℃。 冬至を中心に前後の一ヶ月は昼の時間が短い。 5日は二十四節気のひとつ小寒である。 初詣に出かけた。賑わっている神社から外れた寂しい神社へ、山茶花の木々が見事な花を咲かせて…

年立や日の出を前の舟の松

新年あけましておめでとうございます。 晴天で新年を迎えました。年末から乾燥した天気がつづいています。 最高気温13℃、最低気温9℃。 静かな水面の広がる川に渡り鳥のヒドリガモの群れがいました。 冬の風物詩のひとつです。ピューピューという鳴き声は…