2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ツバメが飛ぶ

29日、今年初めて燕(ツバメ)が飛んでいるのを見かけた。 燕の鳴き声が空から聞えてきたので見上げると飛んでいたのだ。 31日、最低気温が10℃、最高気温は19℃だった。 乾燥した北風が強く吹く。陽射しは強いが肌寒い風である。 夕方にかけて青空が…

『わたしのブックストア』

3月20日の春分を過ぎて、春らしい日々が多くなった。暑さ寒さも彼岸までである。 街路樹にある椿(ツバキ)が満開になっていた。近寄って観察する。葉がつやつやしている。 ツバキ科の常緑高木。本州以南に自生するが、関東以北では海岸地帯に点在し、ヤ…

『地獄の季節』出版記念会の写真

企画展「佐野繁次郎の装幀本」に、小林秀雄の翻訳したアルチュール・ランボーの詩集『地獄の季節』(白水社)が展示されていました。 この佐野繁次郎による装幀本に関連して写真パネルがありました。 1930年11月の出版記念会での写真です。 出版記念会…

佐野繁次郎によるパッケージデザイン

企画展「佐野繁次郎の装幀本」に、佐野繁次郎によるパッケージデザインで、パピリオ化粧品の容器があった。 手前の三点は、白粉(おしろい)を入れるケースのようだ。 奥の黒い四角い箱のケースは、PAPILIO CREMEと表記されている。 その左はクリーム類を入…

佐野繁次郎による最初の装幀本

中央図書館で、企画展「佐野繁次郎の装幀本」が開催されている。 佐野繁次郎装幀本蒐集家の西村義孝氏の講演会があった。 会場を回って観た。横光利一、井伏鱒二、林芙美子など作家の本の装幀本、雑誌の表紙絵、銀座百点、親交のあった人々の本、佐野を知る…

映画『僕と未来とブエノスアイレス』

「中南米映画特集」で、アルゼンチンのブエノスアイレスの下町のガレリアと呼ぶアーケードの商店街で暮らしている青年の心模様を描いた映画を観る。 原題はEl Abrazo Partido。 ダニエル・ブルマン監督の映画『僕と未来とブエノスアイレス』(2004年、ア…

映画『ダック・シーズン』

「中南米映画特集」が映像文化ライブラリーで上映されている。 22日、フェルナンド・エインビッケ監督の映画『ダック・シーズン』(2004年、メキシコ、90分、白黒)を観る。原題はTemporada De Patos。 出演は、ダニエル・ミランダ、ディエゴ・カタ…

畑でレッスン・山田五十鈴

街路樹のハクモクレンの花が開いた。白いモクレンの花で大きな花びらである。 間近に見ると、風にゆれゆらゆらと花が動く。 モクレン科の落葉高木。三月ごろ、香りのある白い大きな六花弁を開く。蕚(がく)は三枚あり、花びら状。葉は倒卵形。中国原産で、…

映画『破れ太鼓』

「生誕100年 木下惠介監督特集」が2月、3月の2ヵ月にわたって上映されている。 2月に観たうちの1本。 木下惠介監督の映画『破れ太鼓』(1949年、松竹、108分、白黒)の出演は阪東妻三郎、村瀬幸子、森雅之、小林トシ子、木下忠司、大泉滉、桂…

『俳句、はじめました』

13日は南寄りの風で雨、最高気温が17℃、最低気温が14℃だった。気温が上った。 14日、北寄りの風で晴れた。最高気温が11℃、最低気温5℃で肌寒かった。 寒暖の差がはげしい。晴れて陽射しと風が強い。 梅の開花がすすみ見頃である。近づくと梅の香り…

山口昌男さんのこと、笑いと逸脱

3月10日に、山口昌男さんの訃報を最初ネット記事で知った。 翌日の新聞でおくやみ記事を読んだり、12日の大塚信一氏の「山口昌男さんを悼む 人間を見詰め知に遊ぶ」という文を読んだ。 山口昌男さんといえば、最近読んだ本で、川本三郎著『そして、人生…

「みすず」読書アンケート2

月刊「みすず」の毎年恒例の読書アンケートで、読んだ本のコメントを読むのは興味深いものだ。 1、森まゆみ著『千駄木の漱石』(筑摩書房)へのコメントを鎌田慧氏。 2、小林信彦著『四重奏 カルテット』(幻戯書房)へのコメントを苅部直氏。 3、多田道…

「みすず」読書アンケート1

月刊「みすず」2013年1月・2月合併号は、全ページが2012年の「読書アンケート特集」です。 ワシーリー・グロスマン著『人生と運命』を、渡邊一民、上村忠男、阿部日奈子、山口二郎の各氏が挙げていました。 昨年(2012年)2月、3月、ちょう…

映画『わが恋せし乙女』

三月五日は、二十四節気のひとつ啓蟄(けいちつ)である。 啓蟄とは冬ごもりしていた虫が地上に出て来る時期をいう。 七二候によると、野鶯の初鳴き、菜の花咲くとある。 二月、三月の2ヵ月にわたって「生誕100年木下惠介監督特集」が開催されている。 …

梅が咲く

1日、雨、最高気温12℃、最低気温7℃。「生誕100年 木下惠介監督特集」で上映の『野菊の如き君なりき』(1955年、松竹)を観る。 2日、晴れ。春一番が吹いた。寒暖の差がはげしい。「生誕100年 木下惠介監督特集」で上映の映画『太陽とバラ』(…